私達の世界(宇宙)はありえない程、絶妙なバランスで出来てるんです。
重力、電磁、強い力、弱い力といったバランスが少しでも狂えば、生命は発生しませんしこれから狂うようなことがあれば私達は消えてしまうでしょう。
私達の生きてるこの世界が仮想現実である可能性は、ほぼ100%だと言われています。
もしかしたら私達はシュミレーションの中で生きているのかもしれない??
この世界が仮想現実である可能性
この世界が仮想現実であると古代から言っている人もいるらしく、認知度が広まったのは天才実業家として有名なイーロン・マスク氏の発言からでしょう。
イーロン・マスク氏は「私達が自然と出来上がった世界に生きてる可能性は数十億の1」と発言しています。他にも有名な米銀行はこの世界が仮想現実である可能性は20~50%と発言していたり・・・私達が当たり前のように生活しているこの世界(宇宙)が人工的介入無くして自然と出来上がったと考えるには、あまりにも確率が低く、非現実的という事です。
物理的実在論と量子的実在論
実はこの世界には二つの実在論が存在していまして
「物理的実在論(科学的実在論)」と「量子的実在論」があります。
簡単に言ってしまえば・・・
物理的実在論
対象はそこに存在し、観測していない時でも存在し続けている。
つまり私達が存在している空間が現実
量子的実在論
対象はそこに存在していないが、私達が観測している状態なら存在する。
つまり私達が存在している空間は何者かがプログラミングした仮想現実
物理的実在論では、この世界が現実かつ単体で存在している。と考えるのに対し
量子的実在論では、コンピューターゲームやシュミレーターと同じく世界(宇宙)そのものがプログラミングされている!と考えるんですね。
量子的実在論
この世界で起こる全ての事を数式で表す事が出来るって知っていましたか?
さすがに数学的にプログラミングされていなければ、不可能とまで言われています。
これについては、天才物理学者アインシュタインも同じく「独立した思考の産物である数学で何故、物理的対象を数式で表す事が出来るのか?」と疑問に思っていたようです。
「ビッグバン」が起こった原因を物理学者は、量子的揺らぎから起こったものだと説明します。ここまでは説明できても、この量子的揺らぎがどのように空間を作り、量子的揺らぎがどこから発生したのか。を説明する事は出来ません。これらの謎はビッグバン理論が発表されてから80年以上経つ今も解明されておらず、物理学者は頭を抱えています。
量子的実在論では、プログラミングされた仮想現実を前提に置く為、説明は容易で、プログラミングされた時点で宇宙(世界)が始まった。と考える事が可能で、その疑問をすっ飛ばしてしまいます。
面白い事に、宇宙そのものが巨大な量子コンピューターという可能性も否定できません。
そして、この世界が仮想現実で、プログラミングされていると仮定するなら
「世界5分前仮説」を否定する理由もありませんね!
世界五分前仮説(せかいごふんまえかせつ)とは、「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説である。
哲学における懐疑主義的な思考実験のひとつで、バートランド・ラッセルによって提唱された。この仮説は確実に否定する事(つまり世界は5分前に出来たのではない、ひいては過去というものが存在すると示す事)が不可能なため、「知識とはいったい何なのか?」という根源的な問いへと繋がっていく。
たとえば5分以上前の記憶がある事は何の反証にもならない。なぜなら偽の記憶を植えつけられた状態で、5分前に世界が始まったのかもしれないからだ。
この世界はゲームと同じである
この世界をズームしていくと最終的には量子が現れます。
これと同じで、最新のゲーム(コンピューターシュミレーション)もズームしていく事で最終的にはピクセルという最小単位が現れます。この世界の量子とシュミレーションに現れるピクセルは似たようなものと考えます。
Grand Theft Autoのように綺麗で、広~いゲームは全てを一度に描写してしまうと、コンピューターに負担がかかりすぎます。なので、こういったゲームはコンピューターに負担をかけない為にプレイヤーの見ている視点のみ描写をしています。これは私達の世界が、仮想現実だとしたら当てはめる事も可能で、例えば、地球上にいる人全員が、月の活動を観測しているとしたら、コンピューターに非常に大きな負担がかかります。なので、あなたが観測している時だけ描写されて見せているんだとしたら?負担は軽くてすみますし、こうなります。
月は観測されていなければ存在しない
つまり、量子的実在論からすると・・・
私達が観測していなければ、この世界は存在していないという事になります
上記の事にたどり着く為には、二重スリット実験を避けられません。
二重スリット実験
二重スリット実験目的は
二つのスリットをいれた板に量子を当てた時、奥にあるスクリーンには何が映るのか?
量子は波なのかそれとも粒子なのか?という事ですが、これは200年以上前にイギリスの物理学者トマス・ヤングが実験し、2018年になった今でも「謎」を残しています。
以下の実験で矛盾が発生しています。
1.二つのスリットが入った板に大量の量子を飛ばす。
2.一つだけ量子を飛ばす。
1.大量の量子を飛ばした場合
結論から言えばスクリーンには縞模様が入りました。これは干渉縞ですが、
干渉縞が出来るには、量子が波である必要があるので実験1の結果は
量子は波になります。
2.一つの量子を飛ばした場合
結論から言えば点として映し出されました。という事は量子は粒子であるという証拠になります。
実験2の結果からすると、粒子になるわけです。
しかし、この実験の謎は膨らむ事となるのです。
一つずつ量子を飛ばし続けているはずなのに、何故かスクリーンには干渉縞が映し出されます。
もう何がなんだか分からなくなってきますね。
二重スリット実験の謎
実験1では、波であるのに対し、実験2では粒子。と矛盾が発生してしまいました。
なので今度は、量子を認識できる観測機を置き、一つの量子を飛ばしてみました。
実験結果は、どちらか片方のスリットを50%の確率で通り抜けている事が観測出来ました。では、このまま量子を一つずつ飛ばし続けたら、実験2と同じく干渉縞が出来るはずです。
ですが、彼らが観測を始めたとたん、量子は、普通の粒子と同じ結果だけ残すようになりました。つまり、干渉縞が全くでなくなったのです。
ただ、観測者が居るというだけで、まるで自分が見られている事に気づいたかのように、実験結果を変えてしまいました。
物理的実在論からすると
量子は観測している状態では粒子になり、そうでない場合では波になります。
現代の物理学では、これを粒子と波動の二重性と呼んでいるそうです。
量子的実在論からすると
接続ポイントが過負荷を受ける事によってリブートした所で粒子であるかのごとく再起動する。私達がいる所が仮想現実で再起動を繰り返さていると考えると、量子について説明する事が可能なようです。
この世界が仮想現実かもしれない面白い話
ここではある説を量子的実在論で考えていきます。
平行世界
もしこの世界がプログラミングされた仮想現実であるなら、平行世界がある可能性を否定できません。もし私がプログラミングしたのであれば、初期のパラメーターをずらした沢山のパターンを試すはずです。
バグが起こる
超能力であったりテレパシーや病気。時には、生まれ変わり。
これらを仮想現実と考えるならこれらは全てバグです。
超能力なんて信じてない? 実は私も超能力は信じてないんです笑
でも、あなたには無いですか?
デジャブと呼ばれる不思議な事。もしかしたらデジャブもバグの一つなのかも?
神
人類は神は何故完璧でない世界を作ったのかと疑問を持って居るはずです。
宇宙の初期パラメーターから時間の概念を作ったのが神ではなく、プログラマーだった場合、天国ような世界にするとプレイヤーが仮想現実という事に気づいてしまうので、あえて不完全な世界を作ったという説も。
この世界が、仮想現実にしても物理現実にしても、完璧な世界であってほしかった・・・。
宇宙そのものが量子コンピューター
宇宙そのものが量子コンピューターと仮説した場合、プログラマーなんていないのかもしれません。
宇宙が情報を処理して、保存しているなら宇宙は思考を持っているでしょう。
もし宇宙レベルのコンピューターであれば、惑星を作ったり私達を作るための計算は容易なレベルにあるでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
量子的実在論は今後も可能性を秘めており、支持している人も増えてきている事から今後の発見に期待したい所ですね。
もし、ここが仮想現実で、現実世界がマトリックスのような、AIに完全敗北した世界なのであれば、
私は彼と同じ選択をするかも?
それでは次回の記事でお会いしましょう。
キンソラでした。